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檸檬のころ [ 豊島ミホ ]のレビューは!?
20代 女性さん
青春ど真ん中の小説です。それはよくある、と、言えるかもしれないけれど、よくあるような小説、という意味ではなくて。どこの地味な高校でも繰り広げられていそうな、普通の高校生(公立の進学校のちょっと優等生たち)の普通の日常の、普通の恋愛とか。特別なことなんか、ない、地味だ、普通だ、退屈だ、と、きっと思っているだろう大部分の、普通の高校生にも、だってそこには一応、青春と呼ばれるものがあって、だからどこにでもある。痛い恋も別れも、もどかしさもやるせなさも混乱も。 そういう意味で、よくある、小説だ、と思う。けれどそのよくある日常を、わざとらしくなくきらきらと書いた小説は、意外と、少ない。 舞台はコンビニもまともにないような雪国の田舎の進学校で、だから卒業は、進学は、都会に生まれ育った高校生よりもよほど強いだろうと思う。 東京へのあこがれ、なにもない地元への焦燥、将来の自分の想像、脱出しなければ、と強く思うこと。 だけど想いだけでは受験なんて受からなくって、そんなことは分かっていて、実力差なんて歴然としていて、自分の限界も、実は、見えている。 それでも好きな人がいたりして、その人とずっと、一緒にいたいとか思っちゃったりして、だけど、その人は、自分ではないから。自分と同じ人間ではないから。 思っているだけでは、かなうわけでもなくてだからと言って、その思いを、押しつけることの残酷さもわかっている。 だったら、諦めればいいのか、二人で少しずつ諦めれば一緒にいる未来がとれるのかもしれない、と、そんなことを考えはしても。 諦められないことも知っている。どうしても。相手よりも自分の道を選ぶだろう、という自分も。 確かにそんな日々が、そう、確かにあった。 思い出すだけでもひりひりと痛い、そんな、青春小説。
20代 女性さん
ちょっと私にはあまずっぱすぎますかね。 あまり慣れないジャンルでしたので この評価です。 (こういうのが好きな人にはいいかもしれないです。 学生時代の懐かしい感情がけっこうリアルに表現されてます。)
年齢不詳さん
地元田舎中学ではトップで、お互いに好意を持っていた二人が、がんばって進学校へ。 そこではいろんな中学のトップばかりが集まり、当然のごとく高身長で頭の良いスポーツマンのイケメンがいっぱい。女の子はすぐにそちらに目が行きましたとさ、って私がモデルか?辛く悲しく今となってはいい思い出がよみがえりました。
30代 女性さん
私にはこういう体験は全くないけど、また高校生に戻りたくなります。